Franpton ST-280と言うストラトのコピーモデル。
ヤフオクでジャンク物を2900円で入手。二光通販のHollyに続いて2本目のチープストラトキャスター、これもミディアムスケール。おかしな見た目が最高ですね!
1970年代にパール楽器が展開していたギターブランドで製造メーカーはマツモク工業株式会社のようです。
たまたまネットで見つけた1976年の楽器カタログに載っておりネック・指板はメイプル材となっております、なので貼りメイプルネックです。ネック自体はマホかな?
ボディーは当時のチープエレキのほとんどがそうであるように合板でボディー、厚みもFenderに比べると薄いです。ネックは非常に薄くミディアムスケールなので手の小さな日本人にはあってると思う。ギター自体も軽いしね。
特徴としてはストローク時に非常に邪魔になるトグルスイッチ、そしてピックアップセレクターの位置にはスライドスイッチ。
元々の回路はスライドスイッチにハイカットCapが付いていてミドルとリアピックアップがパラレルで配線されていたました。
なのでトグルスイッチは順番にフロント、フロント+ミッド+リアのミックス、ミッド+リアのミックスとなります。なんとも使いにくい。
ボリュームポットもフロントヴォリュームとミッドリア共通で一つずつ、トータルトーンが一つです。
ピックアップはオーバーサイズのシングルコイルで抵抗値は大体5.5KΩ、ポールピースがスクリューで高さ調整できます。変なP90みたいですね。
このピックアップ見た目が最高ですね。このギターのチャーミングさはここにある気がします。
接触不良でフロントピックアップしか鳴らなかったので修理がてら現代風に配線を見直しました。
スライドスイッチはCapを外してミッドとリアピックアップの切り替えに、トグルスイッチはフロントとミッド、リアのいずれかとの切り替えにしました。
なので通常のストラトでは出来ないフロントとリアのミックスが出力できます。テレキャス的ミックスですね。
ボリュームポットはフロントとミッドリアに一つずつ、トーン両方に共通の配線にしてあります。
個体はペグの固着が酷かったのでばらしてリストア、ワイヤーブラシで磨いてから潤滑剤。あと指板の剥がれがあったのでタイトボンドで張り合わせました。
この時代のトレモロブリッジは弦を通すのに一苦労する構造になっているので10.5mmピッチの現行物に交換。
取付にはブリッジマウントが狭かったので穴を拡張、合わせてピックガードを少し削りました。
僕はトレモロアームを使わないので問題ないですが、マウントの穴が狭すぎてアームを使うセッティングが出来ません。
このストラトもミディアムスケールなのでErnie BallのTurbo Slinky(095-46ゲージ)がベストマッチです。
後はフレットが異常に低いので打ち変えてナットも変えたらもっと弾きやすくなるかな。
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