2022年11月10日木曜日

JUN TONE Pickups 断線ピックアップのRewind

前から気になっていた1974Telecaster Customの断線したリアピックアップ。何とか再生したいと以前から考えていました。そこでたまたまネットで見つけたRewindやリペアもやってくれるJUN TONE Pickupsさん、早速連絡して見積もりしてもらいました。




ついでに崩壊しかけたボビンのTexas Specialのフロントピックアップも一緒にリワインドしてもらうことにしました。1弦がわのポールピースが抜けてしまっていてピックアップの抵抗値もばらけて数値が落ち着かず状態。

 


74CustomのリアはフロントのWide Range Humbuckerに合わせて出力を調整してもらいました。42ゲージのエナメル線を9500ターンで約7.5kΩ。ポッティングしなおしてもらったのでボビンがきれいになりました。


Texas Specialのフロントはボビンのボトムを交換、42ゲージのエナメル線を8000ターンで約6kΩ。オプションにあった穴あきピックアップカバーを選択。少しポールピースを弦側に出してもらいました。ちょっとストラトキャスターを意識した感じですね。



フロントは一度ポールピースの極性の修正と再度巻き直しがありましたが、どちらも注文通りに仕上がって満足してます。


ピックアップのリワインドって結構高いんですよ。でもJUN TONEさんは非常に丁寧で良心的でした。

https://jun-tone.easy-myshop.jp/

 

 

2022年11月9日水曜日

SquireのReissue StarcasterのRewiring

2020年に入手してからずっと気になっていたコントロール周りの配線をアップデートしました。なんとなく頼りないビニール被膜線をUSA規格のシールドワイヤーとLensワイヤー、Militaryスペックの2芯ワイヤー、キャップはヴィンテージ物のWest-Cap、0.02μ,50Vに交換します。


箱モノは電気回路の取り外し、組込みが面倒ですね。ピックアップから外してトグルスイッチ、ポット、ジャック、弦アース線を外します。



ワイドレンジのピックアップカバーはFenderではなくSquireの文字が入ってます。中身は近年のCunifeじゃないG&B製ワイドレンジです。

組込み時に綺麗に収めるために厚紙でテンプレートを作りました。これをする事によって組み込みが数倍楽になります。

PotVol500kΩ、トーンに250kΩが使われていたので、本家に習って1MΩに変更します。本来Starcasterにはマスターボリュームが付いていてポットが五つありますがすべて1MΩのAカーブが使われています。ここ結構重要で、ポットは抵抗数値が大きいほど高音成分がアースに逃げずに出力されるのでフェンダーらしさを演出するためにも1MΩを使ったと思われます。70年代のワイドレンジピックアップは全て1MΩとのコンビネーションです。

ソリッドシャフトの1MΩなのでノブをFenderのアンプノブに変えました。これで見た目もちっと本家に近づきましたね。 


Fホールから配線があまり見えないように組み込んで完成です。