2018年5月27日日曜日

Three S F-180W


先日家族でディズニー映画「リメンバーミー」を見に行った。主人公のミゲールに影響されたのか娘が急にギター貸してって言い出した。映画のなかではエルネストデラクルスが白いガットギターを弾いている。コレは白いギターだと親バカでヤフオクッタ一本。




実は以前にThree SのF-180は手に入れていて、鳴りの良さ作りの良さに惚れていた。なので全く迷いはなく、落札金額も3000円という安さ!最高です。12フレットがおかしいという事でジャンク扱いだったんだけど、届いて見たらフレットの浮きが二箇所あっただけだった。リフレットする事もないので早速マスキングしてからアロンアルファで浮きを固定。はい、バッチリです。




後気になるところはプラスチックのブリッジサドル。ネック側に少し傾いていたので硬質プラスチックのタクトに交換。サドルを差し込むスロットとサドルのサイズが合ってないのが原因だったのでピッタリ合うように形成。だけどやっぱりちょっとネック側に傾きます。まあ前よりは全然マシなのでコレで良しとしましょう。




このThree Sというギターなかなか良く出来ていてさすがはスズキバイオリン、バイオリンの製作技術もふんだんに使われているようです。材料も良いものを吟味して使っているとか…特徴その1はドブテールジョイントと呼ばれるネックジョイント。この時代の古い国産アコースティックギターによく見られるネック起きが起きにくい構造でThree S独自の構造だったようです。手持ちの二本とも全くネック起きしてません。その2はトップの薄く削られたスプルース。合板だけども鳴りを重視して単板より薄く削られているそうです。鳴りの良さはこの辺りがかなり影響してるんでしょうね。その3は切り込みのないライニング。これはバイオリン造りの技術のようです。音に影響しているのかはわかりませんが非常に高い技術だそうです。




サイズはOOOで小振りなのにスケールは一般的なドレッドノートと変わりません。抱えやすいし弾きやすい。鳴りが良く音量もある。非常に納得のアコギです。うちにはドレッドのAE-25というモデルもありThree Sが3本もあると言う異常事態が発生しています。


こちらは以前入手したF-180。白塗装に比べて軽量、鳴りもちょっと違います。色以外仕様は同じだと思うんだけど指板はこっちの方が良さそう。両方ともとても弾きやすくて良いギター。