2016年9月26日月曜日

2年ぶりのストラトキャスター


2年ぶりの書き込みは2年ぶりのストラトキャスター。今回は弦ゲージを10-46から12-52にしたいということで調整依頼。では早速見てみましょう。さすがにアコギのライトゲージ並みの張力、トレモロブリッジ浮きまくりです。これじゃスプリングを張り足さないと流石に3本じゃ無理です。おまけに太過ぎるゲージは元々のナットの溝には収まらない。3弦なんか完全に溝から飛び出てます。





まずはブリッジの調整。スプリングを2本足して5本掛け。なんかこれだけで大体バランス取れちゃったみたいだけど、正確にチューニングしてからスプリングの張力を2本のビスで微調整。ちょっとフロートするぐらいに合わせました。それから一度弦を緩めてネックを外して反り調整です。弦が太い分かなりしめこみました。ネックを戻して再チューニング。大体狙った感じにバランスがとれたかな、いや〜しかし12ゲージは太いね。流石に弾きにくいから少しでも弾きやすくしましょう。問題のナットから取り掛かります。ナットの溝を全ての弦が綺麗にはまるように幅と高さを調整。続いてブリッジのコマの高さを揃えて下げるとだいぶマシになってきた。これなら押し弦だけならあまり太さを感じないかな。




仕上げです。アームダウンすると結構チューニングが狂うんだな〜、このタイプはしょうがないんだけどね。そこで鉛筆の登場。ナットの溝を左右に擦るようにカチカチと何回か擦ると溝の中に鉛筆の芯の削りカスが溜まります。はい、そうですカーボンですね。これだけでかなり弦の滑りは良くなります。アーム使うとシャープしがちだけどあまり狂わなくなりました。



最後に試しにトレモロアームがブラブラしないようにするスプリングを挿入。まあ締めが甘いとまだブラブラするけどいつもの位置まで締めると好きなところで止まり、つかみやすいかもです。俺はアーム使わないから必要ないんだけど、このスプリング使ってる人多いみたい。最後の最後にボリュームのガリ取り、接点復活剤で一発クリアー。今回はこれで完了です。